桔梗ヶ原神社
国道から宗賀のブドウ畑が続く農道を入っていくと、小さな神社森が見えてくる。
今は対面に20件ぐらいの住宅(17年くらい前に造成)が立ち並ぶが、昔はほんとうに畑の真ん中に浮かぶようにあった。
参道の両脇は、ブドウ畑。
進むと鳥居があり、その奥に、赤い鳥居が続く。
くぐって先に行くと、奥に祠があり。
両脇に、お狐様が睨みを利かせている。
桔梗ヶ原神社は、一帯の農家衆が浄財を出し合い建立した、五穀豊穣の神社だ。
年に一度小さなお祭りがある。
出店が1つ、くる。子供らが取り囲む。子供みこしが町内を練り歩き(といっても荷車で引く担がない御神輿だ)
戸口で待つ地域の大人が子供がもつ箱にご祝儀袋でお金をいれ。
集まったお金を納めお参りをして祭りが終わる。
始まりと終わりに、かわいた花火の音がして。
祭りが終わると、秋が深まっていく。
駅前にあった玄蕃の丞のキツネ像は、区画整理事業で、この桔梗が原神社におさめられた。
名実ともに、玄蕃の丞の「お里」となった。
つわものどもがゆめのあと。
玄蕃の丞伝説の元は、古戦場であった桔梗ヶ原の豪族たちの勇姿を、狐に例えたものという説もある。
関連記事