先日、塩尻の図書館長さんのお話を聞く会に参加しました。
地元にいると気なしでいますが、業界的には
先駆的で、ユニーク(個性的)で、対外的に注目の、図書館事業展開のある図書館らしいです。
そういえば、当館長は、県内外あちこちに呼ばれて講演をなさっており、
そのユニークさに、外からの注目度の高さがうかがえます。
地元にいると当たり前のように「こういうもの」ととらえて利用していますが
実は、とてもありがたい恩恵を受けているのだなと改めて感じます。
とはいえ、疑り深い性格(笑)
実際、どう評価をうけているのだろうと、ネットサーフィン。
おお。確かに。
「課題解決型」図書館を目指している、というお話の通りの
一般ユーザーのブログから感想をいくつも拾うことができました。
市外の、それも結構遠い地区の方の
「塩尻の図書館はよい資料がそろっていて助かった」という言葉や
地元主婦の「これはすごい。もっと早く訪れればよかった、これからはヘビー使いになりそう。」とか、
若い人らしい「雑誌数、すげー。」という感嘆も。
あと、塩尻の図書館長の講演を聞いた他地区図書館関係者の「見習いたい、熱意を持てた」という感想。
この館長が来てからの体制で変化を感じたのは、うちの下息子が、
「最近ね、音楽CDがね、え、公共図書館でこんなのもいいの?ってくらい充実してて新しいのおいてくれてるんだよ、しかもレンタル屋よりメンテがいいんだ。これはすごいことだと思うよ。」と前に言っていたあたりからでした。
貸し出し数の多さが図書館の評価であるならば、
その戦線からは、潔く降りて
ベストセラーを待たせることなく貸し出すために同じ本を何十冊も揃えるという形より、
10年に一度しか読まれない書籍であっても、揃える。
10年触れられることがなかった資料でもアーカイブしていく。
万が一、必要な人が、「ああ、ここにあったのか、ありがたい」と思ってくれる
課題解決のお手伝いができる、そうありたい、というようなおはなしもありました。
でも、そういう姿勢で動く中でも、
塩尻の図書館は、登録者数も貸し出し数も伸びています。
市外者登録の数の多さも特筆すべきところでしょう。
このまま推移すれば人口一人当たり年間10冊に到達するかもしれないとのこと。
その数は、全国トップクラスに相当します。
すごいねぇ。
図書館へ、いこう。せっかく、いいものを整えてくれているのだから。
そうそう。
今更ながらですが、新図書館ができるまでの過程で、副館長の伊東さんのご奮闘ぶりもいくつか他の方の関わりブログで拝見しました。
そこからのリンクで、こんなページに行きあたり。
図書館への熱き思いが垣間見れます。↓
塩尻市立図書館副館長 伊東直登さんの『アメリカの図書館訪問記』へリンク