愛と喝采の日々
また映画ネタ。
BSでたまたまチャンネルを合わせたらこれがやっていて、
あまりに美しい踊り姿に見とれてつい最後まで見てしまった。
ライバルであり、親友であった二人のバレリーナ。
一人は結婚と出産を選び、一人は独身を貫き、プリマドンナの道へ。
一人が生んだ娘がバレリーナとしてその才能を花開くとき、独身を通してプロの道を選んだもう一人の主人公は引退の季節を迎える。
結婚を選んだ彼女は娘の成長を嬉しく思いながら、バレエの道を捨てたことへの後悔と脚光をあびてきた親友への嫉妬に苦しみ、
プロを選んだ彼女は年齢も容姿も、すでにプリマとしての限界がきている現実を突き付けられ、苦しんでいた。
娘の主役舞台の後、彼女たちはお互いの感情を激しくぶつけ合う。
そして和解する。
人生の中で、大きな選択は、幾度か訪れる。
もし、あのとき、あの道を選んでいたら、は誰の中にもある。
でも、思い直す。
それでも、今こうしていることが、最良だったのだと。
人生のつじつまは
自分で合わせていく。
誰のせいでもなく、自身の選択なのだ。
いい人生だったと、笑って逝きたいものだ。
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