やっぱり朗読が好き
講座が始まっていやおうなしに声を出す機会が増えた。
半年近く、発声練習さえ、声を出すことさえ自分の体が拒否してた。
人と逢うことも、公私を問わず、ごしたかった。
心を開けるごく少数の友人以外、私生活の激変に触れる会話がきつかった。
けれど、本を声に出して読む、いわば対話の代替え行為は、大きなリハビリになった。
人は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいの、だとは、お師匠さんのことばだが、
物語を身のうちに置き、声に替え、骨伝導で耳に届く声にその物語にふたたび自身で色を感じ
脳内に作られる物語の3D化、香り、肌感覚。
朗読は楽しいからする、というより朗読するから楽しいのだ、と解釈を置き換えて。
まずは、声を出していこう。自分に、その先にあるだれかに、
「伝える」ために。
やっぱり朗読が、好き。
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