生きている音

のんたん

2012年07月18日 19:29



梅雨も明け夏の気温はなはだしい。

クーラーのない我が家、窓を開け放って熱気をしのいでいるが、家の中に居ても汗だく。

綿モンペ(一応インド服)とTシャツという、超おばちゃんスタイルで

首にかけたタオルで顔を拭き拭き内職に励んでいるw。

窓を開けていると、いろんな音がはいってくる。

団地なのでそれぞれのご家庭の朝の音。

行ってらっしゃいの声、茶碗を洗う音、掃除機の音、出かかる車の音。電話のベル。

午前中は、カッコウの鳴き声も、それに混ざって聞こえてくる。

それから、農家の耕耘機?の音、遠い国道からトラックのクラクションがたまに。

郵便配達のバイク音、ポストにことっと落ちる音。

宅配便のトラック、ドアの開け閉めの音でああ、宅配車だなあと思っていると

たったったと小走りの音、続いてぴんぽーんとどこかのお宅を訪れたチャイム音。

夕方になると、近所の中学生ちゃんが、ボールをつく音。バスケ部なのかな。

からすといっしょにかえりましょ~、の農協放送が流れるころになると幾分暑さがやわらぎ。

巣へ帰る鳥たちの鳴き声がしばらくにぎやかに聞こえ。

窓の向こうに見える山が赤く染まる。

国道の走行が増えだし、鈍い車音が絶え間なくなってくる。

風の向きによっては、踏切の音も流れてくる。

「ごはんーーっ!」

ママの呼ぶ声が。呼応して小走り音、ドアが勢いよく開いて閉まる音。


子産み、子育ての10年を100件余りの集合住宅で過ごした。

その頃の、にぎやかさを思い出す。


生活の音。

しあわせの音。

生きている、音。

涙が、汗と一緒に流れたりする。






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