体の学習能力
どうしても、うまく言えない言い回しや語句。
何度も練習してもうまくいかない。
あきらめて、翌日にもう一度やってみる、まだだめ。
数日くりかえしているうちに、あれ?今度はかなりなめらか。という瞬間が訪れる。
体に覚えさせる、というのは、こういうことなのかなぁと。
どうしても上がらなかった肩が繰り返しストレッチすることで、ある日ふっと、
あれ?あがった、と、そういう体験に似ている。
一朝一夕を望んでもだめってことだねぇ。
昔は、すらっとできたことが、なんでできないんだと落ち込んだりしたが。
あたりまえだ、昔は毎日長時間を朗読に費やせていたんだもの。
ここ数年のさぼり状態ははなはだしく。
とくに直近半年は、まったく声を出さない日々だったし。
講座が始まって、声仕事が始まって、自分の衰えをまざまざと実感する日々。
昔の倍、訓練が必要な時代がきているのだなぁ。
スポーツと一緒だ。
しかし。
まぁ、なんと原稿が見えづらいことか。
メガネをつけたりはずしたり、目薬さしてみたり、手元にライトを置いてみたり。
いよいよ、老眼鏡、買わなきゃいけないかぁ?
くぅ~~ん。
しょぼくれたときの犬声が、つい口からこぼれ落ちる。
関連記事