アナログ音声のデジタル化
カセットテープに録音された音声をデジタル化していく作業。
複数の朗読者で構成されているテープの場合、なかなかに骨が折れる。
まず、人によって声の大きさにばらつきがあり、
人が変わるたび聴き手がボリュームを調整しなければならない手間を省くため
それぞれの音声レベルを合わせていく。
アウトプットを大きくし過ぎるとノイズも大きくなり、
ノイズを消すためにはノイズゲートを通さねばならないが、
これもかけすぎると、発声の調音部分までが抜けてしまう。
それぞれのエフェクターのかけ方を、聴きながら目盛りをちょっとずつちょっとずつ調整し編集していかねばならない。
人によって限界値が違うので、根気の作業になる。
果てしない作業に思えることでもいつか終わりは来るのだ。焦らない、ため息つかない、へこたれない。
と、自分にいいきかせつつ。
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