日本人の良いところ
結婚式は、神社か教会。
子供が生まれてお宮参り。
七五三も神社に詣で。
お葬式はお寺様。
クリスマスもお祝いし、バレンタインデーも花盛り。
お彼岸お盆は仏壇を飾り、近年はハロウィンも楽しみ。
年の暮れの二年参りは、お寺と神社とはしごする。
ゴスペルブームで、讃美歌好きも増え。
困った時の神頼みは
「神様仏様、どうぞお願い南無南無アーメン」
もうあらゆる「神様」総動員で手を合わせ。
節操ないようでいて、このアバウトさが、日本人の良いところ。
古来から、森羅万象あらゆるものに神宿り、の精神がこうした無節操を呼ぶわけで。
「神様」にランクも差別も排他意識も、露と持たず、みな平等、祈りの対象は身の回りにあふれている。
これほど、信心深い民族があろうか。
お日様に、風に、空に、雨に、雲に、虹に、大木に、
お地蔵様に、十字架に、山に、海に。
あらゆるものに神を感じ「手を合わせる」遺伝子が、日本人には組み込まれている。
暴動の少ない国、にっぽん。
略奪の少ない国、にっぽん。
強気でがなりたてない、にっぽん。
それは
弱腰なのではなく。
神がおわす国の在り方なのだ。
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