見えてても読めない人もいるんだよね

のんたん

2013年04月17日 00:18

図書館の障害者サービスの利用対象者は視覚障害者を含む身体障害者や聴覚障害者中心であり、

それぞれの対象者に応じたサービスを細々と行っているのが現状です。

その中でも、録音図書は視覚障害者だけでなく、本を持つことができない身体障害者や

視力の低下した高齢者にも利用されるようになりつつあります。

そして、活字を読解することが困難な学習障害や発達障害、知的には障害がなくても読みに困難をかかえる人たちにも

録音図書が有効であることが研究によって明らかになってきました。

ネット上の質問サイトをいくつか閲覧していると、たまに

「ディスレクシアです。録音図書や朗読ボランティアは利用できるでしょうか。」とか、

「視覚に障害はありませんが、耳で聴く図書は手に入りませんか?市販のものではなく自分が読んでほしい本を読んでくれるところは。」


といった声が投稿されていることがあり、それぞれに「社会福祉協議会に聞いてみて」とか、


「お住まいの市町村の福祉課にどうぞ」などの回答がついて解決済になっていたりします。

はたして、その質問者の方々が、そういった機関に問い合わせて、納得のいく答えと対応がもらえているかはわかりませんが。

「はい。おまかせください。」

そういえる活動を構築していきたい。

夢は果てしないです。

わたしたちのデイジー図書制作はようやく産声を上げたばかりなのに、

わたしはマルチデイジー(視覚で文字と映像、聴覚で音声連動の図書)に、想いをはせています。

動画もパワポもカメラも副音声も字幕も、そのために少しずつ学んで夢を追っています。

・・・ほんっと、果てしないわ。




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