塩尻朗読者養成講座第1回
今年度の養成講座第一回目。
今年はテキストも手を加え、お楽しみ部分を減らしより学習効率を上げる講座への改革を試みている。
残留者が減ることがリスクとなる可能性もあるが、実践者を育てなければならないのが急務。
昨年の受講生20名のうち、実際に活動に入れるところまでくらいついて来てくれたのは5人。
今年はどうなるか。祈りつつできる限りをお渡ししていくつもり。
開講式もそこそこに、ガイダンス、そしてワークに入る。
初回は自己紹介。
ただ自己紹介するためだけには時間を割かない。
自己紹介を通して、朗読という世界への気づきを持っていただくワークとする。
1分前後、折り込む内容を列記し、まずはメモ書きで自己紹介を考えていただき。話していただく。
次にその自己紹介を、分掌かしていただく時間をとり。
今度はそれを読む。どちらも録音する。
自分がメモをもとに話した声、そしてその自己紹介を文章化することで、言いたいことの整理、そしてそれを読んだ時の自身の声の変化を体感してもらう。
朗読の基本は「話すように読む」
自分が話した内容を、そのまま文章にしたのに、それを読むと、「話した」ように聞こえず、読んでいることに気がつく。
まるでで話しているように聞こえる読み、それが朗読の世界の入り口。
次回、もうすこし掘り下げていく。
テキストの滑舌練習の見本に、昨年の受講生さんが見学に来てくれていたので、アポなしで「外郎売」を披露してもらう。
「1年でこんな感じに仕上がっていきますよ~」とお話しすると感嘆の声。
ありがとね、優秀なお二人。
次回は、身体ワーク。呼吸と発声法から入っていく。
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