いまひとしぼり

のんたん

2013年06月24日 11:16

イメージ絵って難しい。

これは、まったく、連想ゲームだ。

本1冊分のタイトル画を引き受けた。

表紙ではなく各章ごとの扉絵。

中身を示唆する絵を描けばいいかなと安易に引き受け、一案を送ると、やんわりと、しかしきっぱりの却下。

『中身をあからさまに彷彿させない。人物を用いない無機質でありながら、人の営みが見える。

うすぼんやりとしたタッチ。空間やモノで表現。中を読んで初めて、扉絵との連動に気がつく程度のイメージ』

てな感じでとのおはなし。



とりかかってすぐ頓挫。

できねーよー、能力ねーし、無理っすよ、まったく、とぶつぶつ・・・ぶつぶつ、うろうろ、はぁ・・めそめそ・・。。

と、さながら檻の中の熊をしながら

へたれきる数日を過ごし。

それでもやんなきゃ始まらない、とタブレットペンを握り。

でも、人間、出ないところを、もうひとしぼり頑張ると、不思議と出るもんだな。

お?きた?

という感覚とともに、あとはすらすらと出始めた。

ああ、体の感覚と同じだ。

あらゆる排出は、限界に近くなるとくる苦痛点を通り過ぎた後の「いまひとしぼり」に快感が伴う。

しぼりきると、次が沸いてくるものなんだなぁ。

ありがとう、ありがとう。

ようやく送った仕切り直し画像は、「この線でGO!」をいただいて、呼吸が楽になった。

おし。















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