講座修了アンケート

のんたん

2013年08月13日 19:01

主催である社協から講座のアンケート集計が送られてきた。

選択式の回答と自由記載欄のすべてをまとめたもの。

おおむね、ご満足いただけた、あるいはもっと受けたかった、知りたかったこと知らなかったことを全部聴けた

など、求めていた講座だったというようすだったが、中には

「朗読の技術の学習をもっと増やしたカリキュラムのほうが良かった」

というご不満なご意見も。

全11回のカリキュラムの中には、視覚障害について学ぶ、またアイマスクで見えないということを体感する、という時間もあり、

非言語情報の音声化や自分の声の特性に気づくためのワークなども盛り込んである。

著作権法や対面朗読の傾聴基本なども入っている。

なにより、折に触れて伝えるのは。

本講座は目で読むことが不自由な方々に向けたボランティアの養成であること。

その精神とともに、ボランティアの受け手を主体を考える思考、自身への考察と学びを持たないと、意味がないということ。

朗読技法を学びたい、という想いだけで参加された方には、たしかにそれ以外の講義が多く物足りないものであろう。

来る講座の選択をまちがえると、そのようになる。

カルチャースクールでの朗読講座なら、みっちり、技法のみを教えてくれて、発表会もあって華やかであろうが、この講座にはそれもない。


募集記事にもチラシにもボランティア養成、と謳ってはあるものの、意外とそれが浸透しない。

朗読技法を学ぶためだけの講座ではないことを、

来年はさらにもっと前面に出した募集の仕方が必要なのかもしれない。


朗読がやりたい。もっとうまくなりたい。は、朗読をする人ならだれでも思うところだが。

一般的なランチ費用に匹敵する安価な受講費で、保険つきで11回を学べる意味を考えていただけたらと思う。

なんのために、どこから、補助が出て、あるいは無償協力で、どんな風に、この講座が支えられているか。

その補助や協力にはどんな期待が込められているかを。

この盛り沢山なカリキュラムを商業ベースで受けるとすれば、ゼロの桁が2つ多くなるということを。

そして、朗読を学ぶ、ということは、たかが、10回、2時間ずつレクチャーを受けただけでは、

まだようやくスタートラインに立てたところだということ。

入会してから、実践の中での本当の学びが始まっていく。

何をしたいか、その人の目的意識によって、絶賛と不満にわかれたカリキュラム。


不満がごく少数であったということは、みんな意識を持って受講してくれたということか。嬉しいことだ。

幾人かは、すでに入会の手続きをしてくれた。

仲間としてともに、学び合っていきたい。










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