初めてのお茶会
facebookでお友達になってくださった
映像制作会社の代表をしていらっしゃるマミコさんが、
軽井沢の別荘で秋のお茶会を催されるとのこと、
ご一緒にいかが、とお誘い頂き、いってきました。
その世界を知らぬ怖いもの知らず、「大寄せ」のようなつもりで、気楽に伺ったのですが、
懐石、濃茶、薄茶をおもてなしくださる正式な「茶事」でありました。
作法も知らぬまま、あろうことか、「お詰め」の席に!
お詰めは、下座に座り、いろいろな働きが必要とされる役目なので、
普通は茶道の技量があり茶会に慣れた人でないと勤まりません。
挙動不審なお詰めとなってしまいましたが、主客である高橋師匠が大変お人柄が素晴らしい方で
お教えをいただきながら、あい務めさせていただきました。
マミコさんとお嬢様のお手による懐石のお料理も素晴らしく、
御酒も、舌を鳴らしたくなるような美酒でした。
先代から受け継がれた御軸やお道具は、この茶事のテーマをくっきりと浮かび上がらせるお選びで、
玄関、待合にいたるまでの行き届き。
お母様から受け継がれたお着物を召したお嬢様のお点前は、大変美しく、
軽井沢の硬水をものともせず、お見事なお立てでした。
マミコさんのお心づかい、送迎をして下ったご主人様のお優しさに触れ、幸せな一日でありました。
軽井沢の別荘地は、文字通りの別世界。紅葉が始まり、川のせせらぎさえ、良質の音楽のようでもあり。
有難くも貴重な、いい体験をさせていただきました。
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