神にゆだねていきる~カンタ!ティモール上映会~

のんたん

2013年11月13日 23:20

辰野のミニ上映会に参加。



『カンタ!ティモール』(公式HPへリンク)


東ティモールの平均寿命は、今、17歳。

独立するために、国民の3人に1人が死んだ。

9割の家が焼き払われた。

悲しみはずっとこの胸にある。でも怒りや憎しみは、ない。

独立できたから。そう答える老人。

人は人を裁いてはならない。

裁くのは、神の仕事。だから、憎まない。

誰が産んだ子でも、みんながお母さん。お父さん。

みんなで守り、みんなで育てる。

失業率9割。1割の就労者の稼ぎが、みんなの稼ぎ。

あとは自給自足。

貧困の中で明るく歌い、踊り、子らの笑顔を守っていく。

とことん種の存続の限界点にあって

大地を神として、殺されても、殺されても、子を産み、育て、次世代を作っていく。

まさに、種の本能。その危機感が、個ではなく、種族すべてを守る意識を作っていく。

地球が危ない。

この地域の限界点が、全世界に波及した時。

わたしたちは、争うのをやめ、個の繁栄を望まず、種の存続のために生きる本能がようやく目覚めるのだろうか。








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