はあ・・・・。
ようやく、ひとごこち。
元旦の夕飯は、鍋。6時くらい。
8時くらいから上息子が吐き出し、1時間遅れで下息子も吐き出した。
鍋が通販で買った「ふぐ」であったことから、まず毒中が心配になり、ゲロ袋を持たせて救急外来へ車を走らせ。
元旦の救急外来はごったがえしの大入り。緊急性の高いと判断されるものから治療されていく。
血液検査とか、してもらえないかな、嘔吐が止まらないんだから点滴してもらえたら、と思って連れて行ったものの。
まだ余裕で自分で歩けるうちのこらは、2時間ほど待った後、診察室のみの聞き取り診察で、ささっと吐き気止めと整腸剤を処方され、帰された。
フグ毒の症状は出ていないとのこと。
午前一時を回ってようやく帰宅したものの、吐き気止めを飲んでも嘔吐は止まらず、2階と1階のトイレにわかれ便器とお友達。
おとうさん、トイレふたつある家にしてくれてありがとう。
がたいのいい上息子は、出しきってもまだ余力があるが、ガリちびの下息子は、既に脱水症状。唇も渇き、爪も顔も蒼白。
もう一度、救急外来に電話するも「過呼吸でしょう、吐く呼吸を意識して様子を見てください。」と。
混雑している外来を想えば、できるだけ家で対処してよってことなんだろうけれど。
がたがたと震えだしもきて、たち上がりも口もきけなくなっていたので、
再診察を強硬してもらおうと、「救急車でいきます。」と3度目の電話をし。
下息子を、ストレッチャーで、運んでもらい、一人家に置いとくのも心配なので、ゲロ中の上息子も袋持たせて同乗させ
再度、救急外来へ。
ようやく、二人とも、処置室に入れてもらえ、点滴開始。
救急車到着から1時間。処置が始まったのが、4時過ぎ。
始発でとってかえし、車で再度病院へ戻り、3本の点滴後、お昼過ぎに連れ帰り。
包んで行った毛布から着衣を洗濯。湯たんぽ二つずつ抱かせて就寝。熱のせいで悪寒がすごいのだ。
ようやく、飲めるようになったので、二人とも保水液をゆっくり2本、のみきり。
こんこんと眠って今朝。ようやく、唇の色もよく。
快復の早い上息子は、入浴できるとこまで元気。下はまだベッドから起き上がれないが、返事はできるのでひと安心。
暮れから3人でまったく同じものを食べていたのに、わたしはなんともないのは、野性的耐性か?
この時期多い「お腹風邪」いまどきでいうとウィルス性急性胃腸炎なんだそうで。
飛沫、接触、空気と感染経路はさまざまだから原因は「わからない」んだそう。
まな板は、ハイタ―してるし、ふきんも一回ずつ替えてるしなぁ。。
生もの食べてないし、夕飯のふぐ鍋ではないってことだし、そのまえはおせちだし、あと、お汁粉だしねぇ。全然だいじょぶなものばっかやん。
何かあたったのかねぇ、と食べたもののはなしをすると
「くいもののはなしはするなぁ、ぎぼぢわるいよぉ」と(笑);
はじめてのことで、びっくりだったけど、
元日から家族みんなで救急車乗ったなんてそうあることじゃない。
出しきってのお正月。
厄落としたってもんじゃね?とポジティブに言ってすませることにする。
内心は、心臓がばくばくで、うろたえていた。
蒼白な下息子の顔に、夫の看取りのフラッシュバックが来て、手が震えていた。
電話のプッシュがなかなかできない手の震えに、「あ、体がパニクッてるなぁ。」と頭が静観していた。
ありがとうありがとう。無事に帰れてありがとう。
今朝からまた大洗濯をしている。