忙しいとは「心」を亡くすということ

のんたん

2014年04月08日 01:43

年度末の最中、CDを預かった。

利用者さんのリクエストに応えた録音。

できたときでいいよと昨年暮れに依頼があったもの。

在宅で親御さんの介護の合間に録音をしてくれたメンバーから、

他のメンバーが預かり、家を知っている私がお届けするよう預かった。

言い訳にもならないが、事業集結がせっぱつまっていたことと

お勤めで夜しか在宅していない利用者さんなので

お届けするなら休みの日に合わせ時間をとってちゃんとお話ししつつお渡しに、と思ったこともあり

時間が取れないままひと月も手元にとどめてしまった。

ようやく事業監査にたどりつき、ああ、早くCDをお届けせねばと思い立ち、

未済BOXに入れておいたはずのCDを確認すると「ない」

え?そんなバカなと、あちこちひっくり返してみたが「ない」

血の気が引いて見回せば、家の中は事業書類や資料の積み上げでごったがえしな荒れようで。

壁中いたるところに、ピン止めされた書類が、重なり。


3日間、封筒の中身、書類の間、資料の山を繰り返し整理しながら探しまくった。

こうした環境がいけないんだと落ちこみつつ、昨夜は徹夜で片付けた。

でてこい、でてきて、お返事しておねがい。祈りつつ、

ごめんなさい、お気持ちこめて作ってくれたものを、そのお気持ちに同化した想いをもてなかった私への罰だわ、

ごめんなさい、と祈りながら片付けた。

朝になり、廃棄書類はゴミ袋、8つにぱんぱんになったが、CDは見つからない。

覚悟を決めて、録音してくれた彼女に電話。

「朝早くからごめんなさい」と、いきさつをはなし、懺悔。

データが残っていたら、もう一度CDに落としてほしい旨お願いし、電話を切った。

電話を切って、息子を送りだし、洗濯物をとりに息子の部屋に。ふと見ると


「あった。」・・・・息子の机の上に。あのCD。

なんで、彼の資料束に紛れてしまったのか、きっと息子も気がつかないままそこにあったのだろう。


神様ありがとう。懲らしめに反省と懺悔を見て、赦して下さったのですか。

ゴミ山をステーションに出し、そのまま総会へ。

録音してくれた彼女も総会には来てくれていたので、「ごめんなさい、ありました。ほんとにごめんね。」と

抱きついてしまった。 おおらかな彼女は、「そんな深刻なぁ~(笑)」と言ってくれたので、また反省。


こころを、なくしてはならない。

キャパをいいわけにしてはならない。

先月のうちに、CDができていたこと、わたしのせいで遅くなったこと、お詫びしつつ

利用者さんの、次のおやすみの日にお届けしてこよう。

慢心がなかったか、謙虚を忘れない自分に立ち返れとお叱りを神様からいただいた一件だった。

関連記事