歌人選評の醍醐味

のんたん

2014年11月30日 21:36

29日、全国短歌フォーラムinしおじり学生の部開催。

司会と入賞作品朗読を担った。

選評をしてくださったのは、歌人、小島ゆかりさんと、穂村弘さん。





入賞した小学校、中学、高校生の作品をひとつずつ朗読させていただいては、

その作品の選評をいただいていく流れ。

同じステージ上にテーブルと椅子をいただき、その進行を担いながらも、

おふたりの口から流れ出る、選評をする言葉たちの、なんと素敵で深くて愛情満ちた香りのすることよ。

うるうるして聴き入ってしまう。

なんと幸せな仕事だろう。

選評をお聞きしてから、ああ、もう一度朗読し直したい、とおもうこともしばしば。

解釈の深さに、舌を巻いている。

「こどもたちの歌はね。とても元気ではねている。大人はこの元気ではねる歌は作れない。

喜怒哀楽のマイナー部分に焦点があたる歌に趣を感じるようになるから。大人は子供の真似ができない。」


世代ごと、その趣に変化が出てくるのが学生の部の特徴。

それを体感できるのも、このフォーラムの楽しさだ。


今回はサプライズで人気お笑いコンビフルーツポンチの村上さんのビデオレターの披露もあり。

近年短歌にハマっていて、短歌ライブもおこなっている由。

「来年は短歌ひっさげて塩尻行きまーす(^0^)」と高らかに宣言なさっていた。

お待ちしています(^-^)


このフォーラムの模様はテレビ松本で12月28日(日)、11:00~と20:00~で放送予定です。




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