歌人選評の醍醐味
29日、全国短歌フォーラムinしおじり学生の部開催。
司会と入賞作品朗読を担った。
選評をしてくださったのは、歌人、小島ゆかりさんと、穂村弘さん。
入賞した小学校、中学、高校生の作品をひとつずつ朗読させていただいては、
その作品の選評をいただいていく流れ。
同じステージ上にテーブルと椅子をいただき、その進行を担いながらも、
おふたりの口から流れ出る、選評をする言葉たちの、なんと素敵で深くて愛情満ちた香りのすることよ。
うるうるして聴き入ってしまう。
なんと幸せな仕事だろう。
選評をお聞きしてから、ああ、もう一度朗読し直したい、とおもうこともしばしば。
解釈の深さに、舌を巻いている。
「こどもたちの歌はね。とても元気ではねている。大人はこの元気ではねる歌は作れない。
喜怒哀楽のマイナー部分に焦点があたる歌に趣を感じるようになるから。大人は子供の真似ができない。」
世代ごと、その趣に変化が出てくるのが学生の部の特徴。
それを体感できるのも、このフォーラムの楽しさだ。
今回はサプライズで人気お笑いコンビフルーツポンチの村上さんのビデオレターの披露もあり。
近年短歌にハマっていて、短歌ライブもおこなっている由。
「来年は短歌ひっさげて塩尻行きまーす(^0^)」と高らかに宣言なさっていた。
お待ちしています(^-^)
このフォーラムの模様はテレビ松本で12月28日(日)、11:00~と20:00~で放送予定です。
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