七夕
たなばた、と入力すると「七夕」と即変換が出る。
七夕を「たなばた」と読むようになったのは、日本古来の「棚機つ女」の伝説からだそうだ。
棚機つ女(たなばたつめ)とは、神様を迎えるために水辺に設けた機屋に入り、
棚機(たなばた)と呼ばれる機織り機で神様に捧げる神御衣(かみこ)を織りあげる女性のことだという。
それが中国の織姫伝説と合体して「たなばた」になったらしい。
恋しいあまり逢瀬に夢中になって仕事をしなかった二人を神様が離れさせた。
悲しみのあまりますます働かなくなったので、ちゃんと働くなら一年に一度会わせてあげると約束を。
その日を頼みに二人は一所懸命働くようになったというおはなし。
牽牛(ひこほし)の思ひますらむ心より見る我苦し夜の更けゆけば
会わせてあげて。たなばたの空よ、そしてどうか、なかなかに明けない夜でいてほしい。
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