ひとを立てる作法
先日えんぱーくチャリティコンサートに。
(公式ページから映像引用)
素敵な演奏を堪能した後、仲間とともに、会場で会えた「いちた」の純子さんを囲んでの一枚。
この中には写っていないが、
このコンサートで、前列に座っていた私たちに、演奏者に花束をお渡しする役目を、そっとご依頼くださった女性があった。
お手作りのかわいらしい花束を演奏者の人数分作ってこられたのだ。
だがご自分は表に立たれない。来たお客様にそのお花を託し、演奏者をねぎらいつつ、お客さまに演奏者とのふれあいも提供する。
声楽家の女性にお花を渡すかわいらしい少女も一期一会、お花を渡すお役目に少し緊張しながらにこにこと花束を差し上げていた。
あとで、「お渡しのお役を受けてくださってありがとう」と笑顔で。
わたしたちは「光栄なお役目をありがとうございました」と。
ありがとうの渡しあい。
他のお客様には、このサプライズがあらかじめ用意された企画に思われただろう。
名のある方が、自分を出さず、人を立て、企画を後押しし、それを喜びとする姿勢を垣間見て、
なるほど、人に推される方というのは、こういう心根で動いていらっしゃるのだなぁと感じ入った。
関連記事