瞬間の幸福感が人生を支えていく
夜8時も回り。
仕事を終えて玄関にたどり着くとちょうど帰宅の息子と鉢合わせ。
「週末だし、このまま外でくわね?」との申し出に、うんうん♪と一台に乗り込み。
塩尻大門の五千石茶屋へ。「今日は馬テキの気分」なんだそうで。
やわらかくてジューシー。
おいしくいただきながら、ひさしぶりの親子対話。
といっても最近は親子会話というより大人になった彼の人生論や仕事観をもっぱら拝聴する立場なのだが。
「幸せだって思う時ってさ、瞬間じゃん。ほんの瞬間。でも、それがあるかないかで人生の豊かさって言うか充実感って変わるよね。」
うん。そうだねぇ。瞬間、だね。あ、今、時が止まってほしいほどの「幸福」ってときはあるけど。それが永遠であることはないわけで。
でも、その瞬間の記憶が、自分を支えているって感覚、あるね。確かに。
思い当たり、思い出し、引きづらず、糧にして。
幸せな記憶を、抱いて生きよう、と、この腹から生まれた、今は大人の彼の言葉に沁みいって。
ほろ酔い。
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