9月29日

のんたん

2015年09月29日 11:38

夫の誕生日。

たまらなくなって箪笥から彼のパジャマを全部引っ張りだし、抱きしめて嗚咽しばし。

常用してたパジャマは血に染まっていて没後に焼却してしまったので、

しまってあるパジャマに残り香はなく。

もう、どこにも、残り香はなく。 これが月日なのだと、想いしらされていく。

お墓に、とおもい、思いとどまる。誕生日なのだ。お墓じゃないだろ。

そこに、彼はいない。

雨の日も、晴れの日も、自然の中に出よう。風に当ろう。 彼の香りがいつかするかもしれない。



関連記事