朗読奉仕員養成講座2017 6回目
後半の部に入りました。
6回目前半は広報しおじりの表紙を教材に、非言語情報(写真等)の音声化を学習。
後半は、意味が伝わるように読むワーク。
短文を使った「ひっかけ問題」を教材に、意味通りに声にしていく「配慮」を習得します。
文字を目で追い声にするだけでは「朗読」にはなりません。
文章全体から伝えるべき「主題」を「汲み取る」、そしてそれを声で表現する、この脳内作業と身体(音声化)作業の連携で朗読は成り立ちます。
なにごとも種明かしを先にせず、やってみてから解説をするので、当然最初から正解がでるわけはないのですが。
たいてい出てくる「先に教えておいてくれれば(できるのに)」というお気持ちも十分察しつつ。
それでも、あえて、「あとから解説」にこだわります。
伝える側は、印象に残してなんぼ。
さらっとできて、さあ次へ、と流すと、ほぼ身に残りません。
カルチャースクールであるならば、お手本先だしで、お褒めして、よくできました!でも、それがニーズであればOKなのです。
ただ、これは朗読奉仕員の養成であり。
実践活動に入っていただくための下地づくり。
どうかご容赦くださいませね。 仲良しごっこでいけないのです。
そして、今のこのちょい意地悪の乗り越えが、のちの実践で、厳しい校正にへこたれず正しい作品を作り上げていける音訳者メンタルにつながります。
次回はピッチ訓練。記事読みの手法。と進みます。
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