親
実家の父のガンが再発、来月また入院と手術になるとのこと。
心情、きついだろうなと思う。気丈な人ではあるが。
邪魔にならない程度のよい距離で寄り添えたらと思う。
甘えない人だから。
同居の姑様は、夜なかなか眠れないことにいらだち
夕飯後に薬を飲んだことも忘れて、深夜になるとまた薬をせがむ。
倍量を飲ませるわけにもいかず
べッドサイドでなだめて寝かしつけるのに工夫の日々だ。
朝方寝室をのぞくと熟睡しているし、昼間は一日のほとんどを居間のソファーでいびきをかいているが
本人は寝ている自覚がもてないようで、もう3日も一睡もしていないと訴える。
耳だったり足の指だったり、痛い、具合が悪いというので医者に連れて行っても
どこも悪くないと薬を貰えないことに至極不満をもつ。医者を替えたがる。
病気でいたいのは昔からの傾向だが、軽度の認知症がその思考に拍車をかけている。
病みたくなくても、病が向こうから来る父と
健康そのものでも、病人でありたい義母と。
自分も老いの入口に立ち、考える。
いかに、老いていくか。 いずれ行く道。老いの覚悟をどうもっていくかを考える。
親は、いつの世も、その人生で、子に先を示す。
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