春のリサイクル美味
この時期、暮れにお歳暮にもらったり、農家からはね出しで買ったりんごの残りが、そろそろボケだす。
なので、イチョウ切りにして鍋で煮る。お水も砂糖も加えず、レモン汁をふって弱火にかける。
りんごから、蜜と水分が過熱で染みだし、良い具合にジャムになる。
ボケた味がレモンで引き締まり、それはおいしい。
しばらくは、これでヨーグルトに入れたり、パンにのせたり、パイを焼いたりして楽しむ。
また、12月の頭に漬けた野沢菜も酸っぱくなってくるので、桶をさらってあげ、ざく切りにして水にさらし
たっぷりのおかかと少々の醤油、七味とみりんで入り煮をする。冷まして小分けにして冷凍する。
これも、しばらくお茶うけや、お弁当のおかずや、粉焼きの具になってくれる。
昨年は忙しくて漬けられなかったが、たくあんの酸くなってきたのを、薄切りにして砂糖まぶしをしたのもとっても美味しい。
今年はないので残念。
春は、冬の保存食をリサイクルして楽しむ季節だ。
それが終わるころ、また、梅漬けやぬか漬けが始まる。
新鮮な果実も手に入り始める。
田舎暮らしの楽しさだ。
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