趣味とボランティアの違い

のんたん

2010年06月22日 21:57

趣味や生きがいのための朗読講座であれば、

受講希望者全員修了、に持って行くのが講師の務めだと思う。

みんな違ってみんないい、楽しんでもらうことが大事。

でも、朗読ボランティアの養成となるとそれは難しいのだなと、

4年講座を受け持ってみて思うようになった。

活動に入れば、校正をうける。ダメだし数回を受けても、へこたれず直してくる根性がいる。

時に自分より年下の「先輩」に指導を受けることにもなる。

それがネックになるのか「直される」ことに抵抗感を持って、直してこなかったり「時間がありませんのでこれで終わらせてください」と断言して校正者を悩ませることもままあり。

校正者会議でよく話題にのる。

また、朗読録音奉仕には趣味朗読とちがって、舞台はない。
スポットも浴びない。拍手もない。


読むことに独自の技術習得がいる。

朗読の他に、編集や発送や、会議、雑務もある。

研修も怠れない。時間に追われる。責任を伴う。

当番の日の無断欠席は利用者、仲間に多大な迷惑が生じる。

会の信用にもかかわる。


以前の講座は外部講師を呼んで、その辺に全く触れない読みの技術を4回レッスンして修了スル形だったので、入会してからのギャップに2年目残留者が激減する事態が多かった。1人も残っていない年度もある。

今は、初回からそのあたりを見せながら修了まで持って行く。

当然、途中で来なくなる人も出てくる。

途中で来なくなる人はたいてい、欠席連絡もなくフェイドアウトしていく。

また最後まで講座を受けても、入会はしない、という人も出る。

もちろん、ぐいぐいと食いついてきて学びを深めていく人も多い。

この辺は年代に関係ないなと思う。


だが、空席を見て、正直その都度、内心ちょっとへこむ。

でも、それでも、最後まで頑張った人たちがメンバーとなり、大きな戦力となって活動してくれている現状をみると、実際に活動してくれる人の養成なんだからこれでいいんだと自分に言い聞かせている。

でも、連続欠席が続いている人には、次に来やすいように、講座の進み具合と資料の送付はしていこうかと思う。

資料代を払って受講手続きをした人には、10回を受講する権利がある。
来ないのは、自身の都合だが、そのくらいまではしておきたい。

全10回、最後まで何人残ってくれるかなぁ。

昨年は、21人受講で、18人が修了日を迎えた。

入会は8名。

うち、7人がいまもメンバーとして残っている。


さて、今年は・・・。

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