【リスパダ―ル】
非定型抗精神病薬
ふるえ、こわばりのリスクが少ないといわれているお薬。
認知症、統合失調、そううつにも有効
アメリカでは自閉症にも使用している
副作用は太りやすいことと血糖値があがりやすい
飲み始めは立ちくらみがでることがある。
【サイレース】
認知症による不安感緊張感をおさえる、寝つきをよくする。
統合失調に使うと錯乱や興奮をまねくことがある
【レンドルミン】
導眠剤。短時間型。お茶で飲まないこと。
日常的ストレスや一時的不眠にはNG.
アルコール摂取厳禁。 ふらつきがでることがある。
おばあちゃんが出されていた夜の薬3種。
効かない、眠れないと訴えては、1種が2種、次に3種と増えた。
今回入院措置を担当してくれた先生の指示で、2種になった。サイレースを減らしてくれたのかなぁ。。
どうだろう。。
思い起こせば、まだおばあちゃんが70代に入ったころから、
友達のおばあちゃんに勧められて、近所の内科医院で眠剤を処方してもらっては飲んでいた。
一錠の半分飲めばよく眠れるといっていつも出してもらっていた。
ベッドの引き出しにはためた眠剤が入っていた。
個人開業医では鷹揚に薬が出ていた時代だった。
「くれ」といえば処方してくれていたようだ。
薬の名前を控えておけばよかった。
勝手に触れなかったからなぁ、当時は。
あの頃は気ままな独居暮らし。
ほとんど散歩や庭仕事もなく、たっぷり昼寝をする生活で、夜熟睡できるわけもなかったろう。
眠れないという訴えに呼応した安易な眠剤処方と常用が、今に響いているのだろうか。
3年前、向こうの家で独居時に風邪をひき、近所の開業したての内科医院に自分で行って、
処方された薬を飲んでいたときも、強いせん妄が出て迎えに行った。
座りたがらず、失禁したまま家の中をぐるぐる歩き回った。
いない人が2階にいるといって大声で「降りてこいや」と呼び続ける。
落ち着くまで車に乗せられず、「様子がおかしくて」と夜その医院に電話したら、
家族の人が出て「医者は、今お風呂に入っているから出たら折り返す」という。
1時間もたっても電話がなく、またかけたら、
もう遅いからまた明日診せに連れてきてくださいと、さらっと言われてしまったことを思い出す。
遅いと言われたが、その時点でまだ8時を過ぎたところだった。
薬を見たら、長さ1センチ6ミリもあるアベロックス。
85を超えた年寄りが喉にも詰まらせずよくこんな大きな錠剤を飲んでいたものだと驚いた。
こりゃだめだ、とその医院に行くのをやめ翌日の昼ごろようやくこちらに連れてくることができ、
幻覚と失禁症状が消えるまで2週間がかかった。
薬の出し方は、その先生の見解次第なのだろうから、
医者の選び方は、本当に難しいものだ。