3日遅れで父の誕生日を祝いに、父が入居しているセントラルビオスへ。
11日に内視鏡検査があって結果を見ないとなぁというので、この日に。
過去、ガンの手術を2回、抗ガン剤治療を3カ月をした父である。
以後、3カ月ごとの内視鏡検査で、再発を監視している。
今回も「異常なし」のお墨付き。大腕を振って「飲む」ことができることになった。(笑)
煙草は最初の入院できっぱりとやめた。
外で食事は寒いし、ずくがでないということで、ビオス10階のレストランで予約をしてくれて
ビオスのお仲間と夕食を。
夕食につどったみなさんに「顔見せ」をしてくれた父。
各テーブルにご挨拶をして回った。
専属のシェフさんも料理を出し終わったところで各テーブルを回ってお声掛けをしていくアットホームな雰囲気。
両隣、その向こうのお席の皆様と歓談をしながらお食事をいただく。
お一人の方、ご夫婦の方それぞれに。
三味線のお師匠さんだった粋な老婦人と、なかなか「遊び人」だった感じのおしゃれな旦那様。
「月1回、居酒屋に変わるのよ、ここ。今度そのときにいらっしゃいましよ」と
お三味線を聴かせてくださるお約束をくださった。
ずっとアメリカ暮らしだったが、現地のホームには日本語スタッフがおらず、帰国してビオスに入られたというご夫婦。
奥さまの車いすをゆっくりと押されて、テーブルの上の料理もやさしくお世話をされていた。
もと、高校球児、ピッチャーだったという長身の老紳士。
皆さんおはなしを嬉しく聞かせていただきながら、1時間ほどかけてゆっくりと食事をさせてもらった。
父も楽しそうにおしゃべりをしていたが、思いのほか「聞き役」をしていたのが印象深かった。
話を振って、相手に話を促しては、うんうんとうなづき。
ふ~~ん。
父のこういう面も見れたのが嬉しい。
部屋に戻り、兄が送ってくれたという、父の新しい携帯に少し手を加え、
携帯で撮った写真をパソコンに送れるようにアドレス設定と、
父自身のブログも携帯で見られるようにブックマークを入れてきた。
一応、説明はしてきたけど・・・わかんないかも;
でも、今のデジカメとPCでの生活で不自由はないから、いっか。w
やっと、父の所に、顔を出せた。
仏壇の母と次兄にも、ゆっくりと手を合わせ。
「お見守り、ありがとうございます。これからもどうか見守っていてください」と。
兄も私も、一緒には暮らせないけれど、父が元気でいてくれることが、なによりありがたい。
ふるさとは、土地でも家でもない。
「親」なのだから。