老いの才覚
父が読みたいというので書店で買って差し入れした曽野綾子著「老いの才覚」。
ベストセラーになっているのだそうだ。
ぱらぱらとめくってみると、年をとることの心構えみたいなことが書いてある。
死ぬまで働く。年をとったら与える側に回る。自分のことは自分でする。甘えない。など。
今度ゆっくり読んでみたいと思った。
父は白血球の数値もようやくもどってきて、読書欲も少し回復した様子。
まえに差し入れた文芸春秋も少しずつ読んでいるようだ。
入院少し前から、あれほど本の虫だった父が文字を目で追うことさえしんどくなっていた。
回復は、こんなところにも表れるのだなぁ。
味覚の回復も、まずは塩気から戻ってきて。
酸味などはまだよくわからないようだが、味のわかるものが少しずつでてきた。
内視鏡の検査後、異変がなければ、一時退院。
3週間後の2期抗がん剤治療まで、しばしの休息。自宅に戻れる。
介護認定の申請を、ビオスの相談員Tさんが代行してくれたので
認定が下りれば、少しサービスを使えるかな。
帰宅してからの食事のことや受けられる施設援助のことなど、相談。
おまかせくださいね、と相談員さん。頼もしい。
新年度に向けた仕事が詰まってきている。
時間のやりくりをもっと上手にしないといけないなぁ。
あたふたしていると、ろくなことがない。
落ち着いて、落ち着いて。
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