沢庵論争

のんたん

2011年07月17日 20:17

夫が沢庵を切ってくれた。

厚さ1センチ5ミリほどの、ぶっと切り。

「これがうまいだ。」という。

ごりごりとおいしそうに音を立てて食べる。

わたしは年寄りに育てられたせいか、沢庵は薄切りが好き。

「たくわんのうまみを味わうには、やっぱり、こう、スライス的な・・」

と口をはさんだら

「はぁ?沢庵は厚切りだべ?薄く切ったらだいなしだべー。」と猛反論。

「え~~?薄切りだべーっ。ずっとそうしてきたじゃん」とひかずに主張。

「我慢してただけだわさ。」

「え~;そうなん?」

まぁ、どこまでも平行線なわけだが。

連れ添って30年に届こうとする生活だが

食の好みはやっぱり育った環境をそのまま引きずるわけで。

婚家に合わせては来たけどね、やっぱり譲れないとこもでてくる。

たかが、沢庵。されど沢庵。

おばあちゃんが同居中は、ずっと薄切り千切り当たり前の漬けもの出しだったから、

今、夫はようやく自身の本来の好みで食せているということか。

いろいろ考えさせられた、沢庵一切れの論争。

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今日は、新潟の兄が父の所に来訪。いっしょに小一時間話す。

お墓の承継とか、話しておきたいことがいくつかあったらしく、この日を待っていた父。

はなせて、ほっとしたのだろう。

兄が帰った後、少し疲れた様子で横になった。

微熱が出ている。

無理をしませんように。

ボディソープや入浴剤、歯磨き粉など、父の部屋でたりないものを買い足しておき、帰宅。


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