個室へ

のんたん

2011年08月02日 22:03

夫の病棟でやっと個室に空きが出たので、お引越し。

最初は大部屋でいいよと遠慮していた夫だが、

「生命保険で医療特約ばっちり入ってるから大丈夫!」とお尻を叩いて個室をお願いしていた。

夫も、遠慮はしてみたものの、大部屋というのは、看護師さんがしょっちゅう来室している利点もあるけれど

反面、夜中でも、誰かのいびき、誰かのナースコール、誰かのトイレ音がひっきりなしで

なかなか熟睡できないつらさがある。会話も遠慮がちになる。

治療や睡眠不足などのストレスからか血圧が180を超えていたりしたので

今日、個室に移動できて、心底、ほっとしたようだった。

血圧もいっきに正常値に。やはり、ストレスフルではあったようだ。

個室にはシャワーがついているので、心おきなく体を洗う。

トイレも空きを確認せず、好きな時に入れる。

「あ~、さっぱりした・・。」と、ため息をつく夫。

移れてよかったねぇ。。

数年前、子どもも大きくなったし、ということで死亡保険金を最小限にしてその分医療特約の額を増やした。

1日5000円でる。前は3000円だったので、この差は大きい。

おかげで、入院費の足しになる。ありがたや。

それから高額医療費になるので、あらかじめ申請書を出して差額だけを払えばいい証書を健康保険証発行元に出してもらった。

これで、会計での支払いがとんでもない大口にならず助かる。

後から一部金が戻ってくるとしても、一度にまとまった金額を用意するのは至難の業。

病院のケースワーカーさんが教えてくれた知恵。こちらも、ありがたいこと。

その後病室に主治医の先生がいらして今後の治療方針を話し合う。

夫は早く退院して家に帰りたいようで、自分で退院日の指定をもくろむ。(笑)

在宅療養は、支える側としては不安はある。医学知識がないぶん、、ちょっとした変化にも神経がぴりぴりするからだ。

でも、当事者の気持ちが一番優先される、これが大前提。

腹をきめる。

気持ちの良い寝床と居心地のいい居間に、ととのえなきゃね。

食事も、病院の献立表と、夫の病院食のつまみ食いで日々学習モード。

がんばろっと♪

父は、「婿とどっちが退院が早いかな」と。

昨日までより、ほんの少しずつ、食事がとれるようになってきている父。

俺の退院の時は孫のどちらかをよこしてくれ。おまえは旦那についてろ、と気を使ってくれる。

これもまた、ありがたや。







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