アフタープレゼント
連続講座で講師を務めるときは、講座の終了後、受講生にプレゼントを作る。
講座風景や修了朗読会を写真集にしたり、音声を編集してCDを作ったり。
講座中に撮りだめたものたちを加工してまとめる。
カリキュラム外なので、講座費用には含まれないし、全員分は結構気力がいる作業だが
私は必要なことだと思っている。
なんで?
かつての自分が、欲しかったものだから。(笑)
ワークショップをうける。
イベントに立つ。
おはなしをしにいく。
講演会をさせていただく。
いろんなシーンで写真や音声を撮られてきたけど、それは運営者側の記録で、
めったに私自身にまわってくることはなく。
でも、やっぱりどう映ってるかとか、振り返りとか、その時の思い出にとか、
その都度、内心、欲しかったなあって思ってきたから。
たまに、思いがけずいただけたときは、そのスタッフの心遣いがほんとに嬉しかった。
自分が嬉しかったことは、人にしたい。
相手がちょこっと喜んでくれたら嬉しい。
プレゼント、の意味ってそこにあるような気がする。
だから、お渡しするために記録をとる。
講座は終わったけれど、おひとりおひとりにもう一度、心を向ける時間。
やっぱり、自分のためでも、あるのだ。
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