アフタープレゼント

のんたん

2011年08月09日 21:17

連続講座で講師を務めるときは、講座の終了後、受講生にプレゼントを作る。

講座風景や修了朗読会を写真集にしたり、音声を編集してCDを作ったり。

講座中に撮りだめたものたちを加工してまとめる。

カリキュラム外なので、講座費用には含まれないし、全員分は結構気力がいる作業だが

私は必要なことだと思っている。

なんで?

かつての自分が、欲しかったものだから。(笑)

ワークショップをうける。

イベントに立つ。

おはなしをしにいく。

講演会をさせていただく。

いろんなシーンで写真や音声を撮られてきたけど、それは運営者側の記録で、

めったに私自身にまわってくることはなく。

でも、やっぱりどう映ってるかとか、振り返りとか、その時の思い出にとか、

その都度、内心、欲しかったなあって思ってきたから。

たまに、思いがけずいただけたときは、そのスタッフの心遣いがほんとに嬉しかった。

自分が嬉しかったことは、人にしたい。

相手がちょこっと喜んでくれたら嬉しい。

プレゼント、の意味ってそこにあるような気がする。

だから、お渡しするために記録をとる。

講座は終わったけれど、おひとりおひとりにもう一度、心を向ける時間。

やっぱり、自分のためでも、あるのだ。


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