樺焚き

のんたん

2011年08月17日 00:49

お盆最終日。

お寺様からいただいたお塔婆をお墓に届け、樺を焚いてご先祖様のお見送り。

日差しはあったが風のある日だったので、あつけはひかないですむだろうと、

夫と二人、午前中に行ってきた。

ぷちぷちと白樺の燃える音をききながら、手を合わせる。

「また来年だな」と夫。

「うん、また来年、一緒にご先祖様のお迎えと送り、こようね、」と答える。

答えてそれを信じる。

おばあちゃんのところには息子に行ってもらった。

激やせした夫が会いに行けば、帰った後のおばあちゃんの精神症状に悪そうだし、

行けば半日がかりになるので、彼自身の体力も心配なところ。

息子は根気よく話し相手になってきてくれたようだ。

やはり、いつもの言い募りが出ていて、少し施設のお手を煩わせている様子を聞いてきた息子、

できるだけ、俺が行くわ、と。

ありがとね。

夫は昼間は半分寝て、夜は2時間寝ては1時間起き、を繰り返している。

一度に食べられない食事は、何度もに分け夜中に目がさめるたび、一口ずつ何かを食べては寝る。

続けて眠れない、一人前に食べられないことを嘆くので

睡眠も食事も、小分けで摂ってるんだから、合わせて一日量に足りれば同じだよ、

発想の転換、転換♪とほっぺをつねるマネをする。

夫は鼻で笑う。

静かに共に過ごす。息子が帰れば、またちがったにぎやかさが戻る。

来年も、同じように、うん。

お盆が、同じように迎えられますように。

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