ネットのつながり
父は昔から毎日欠かさず日記をつけていた。
定年後パソコンを買ってからは、日記はブログに移行し、
訪れる常連友達もでき、オフ会なども楽しんだ。
見る人に楽しんでもらおうと、毎日デジカメで写真を取り日記と共にアップしていた。
逝去の知らせを、その父のブログにアップした。
一晩でたくさんのお悔やみのコメントがついた。
ひとことひとことがとても温かい。
全部コピーして、明日の納棺のときに一緒に収めてこようと思う。
お寺様が、棺の中に、生前の故人の愛用品や思い出の品をご一緒にとおっしゃっていた。
本好きだった父だから、愛読の書籍がいいかと思ったが
今一番、父が読みたいものは、ネットの中で毎日コメントし合った各地の友人たちの言葉だろうと思いいたり。
隠れファンでした、いつも訪れていましたと最初で最後のコメントを置いていってくれた人もいた。
顔の見えない文字だけの会話。でも、そこにはたしかに、「つながり」と温度があり。
本名も知らない、父のブログ友人の方々に、心から感謝である。
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