親類デビュー

のんたん

2011年09月21日 19:27

父の葬儀が無事終了。

4半世紀ぶりの親族との再会あり、

父の旧制中学の同窓生さんがた、職場OBの方々、おなつかしいみなさんの参列で

父には幸せな弔辞もいただき、しめやかに、温かい葬儀となった。

今回の葬儀は、再婚した兄のお嫁さんの親類デビューでもあった。

若い彼女は、よく動き、喪主の妻役をりっぱに務めてくれた。

ここ数年の父の容態もあり、昨年お式はあちらのお身内様と兄だけで挙げたものの

親類へのご披露は控えていたので、今回が初お目見え。

彼女のお母様が、高齢のおばあちゃまを留守番にしてまで生後5か月の赤ちゃんのシッタ―をつとめにきてくださり、

弟さんも日帰りで飛んできてくれた。

家族愛でつながったお嫁さんのご家族。

兄は、家庭というもののぬくもりを得て、幸せそうだ。

父も草葉の陰からその様子を見て安心したことだろう。


お嫁さんが若いので、そのお母様はわたしとなんと同世代。ほんの数年先輩なだけだ。

看ているおばあちゃまの年齢もうちのおばあちゃんと近く、親近感を持った。

今夜はさすがに、体を繋ぎ結んでいるひもが勝手にほどけてしまうような疲労感。

兄一家もここ数日の張り詰めで、たいそう疲れたことだろう。

夫は、お疲れさん、とベッドの上からねぎらってくれた。

夕飯は、寒いのできつねうどん、のリクエスト。

肉厚の油揚げを買ってきて煮つけ、軟らかめに煮たうどんに小さくしてのせる。

ついこの間まではどんぶり1杯、ぺろっと平らげていた夫だが

今は、小鉢一杯が適量。どんぶりが重くて持てないのもあり。

それでも、うまい、と食べてくれる。

そうなんだよなぁ。。なにを作っても、この人は「うまい」という言葉をくれる人。

幸せな嫁なんだ、わたしも。



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