父の葬儀が無事終了。
4半世紀ぶりの親族との再会あり、
父の旧制中学の同窓生さんがた、職場OBの方々、おなつかしいみなさんの参列で
父には幸せな弔辞もいただき、しめやかに、温かい葬儀となった。
今回の葬儀は、再婚した兄のお嫁さんの親類デビューでもあった。
若い彼女は、よく動き、喪主の妻役をりっぱに務めてくれた。
ここ数年の父の容態もあり、昨年お式はあちらのお身内様と兄だけで挙げたものの
親類へのご披露は控えていたので、今回が初お目見え。
彼女のお母様が、高齢のおばあちゃまを留守番にしてまで生後5か月の赤ちゃんのシッタ―をつとめにきてくださり、
弟さんも日帰りで飛んできてくれた。
家族愛でつながったお嫁さんのご家族。
兄は、家庭というもののぬくもりを得て、幸せそうだ。
父も草葉の陰からその様子を見て安心したことだろう。
お嫁さんが若いので、そのお母様はわたしとなんと同世代。ほんの数年先輩なだけだ。
看ているおばあちゃまの年齢もうちのおばあちゃんと近く、親近感を持った。
今夜はさすがに、体を繋ぎ結んでいるひもが勝手にほどけてしまうような疲労感。
兄一家もここ数日の張り詰めで、たいそう疲れたことだろう。
夫は、お疲れさん、とベッドの上からねぎらってくれた。
夕飯は、寒いのできつねうどん、のリクエスト。
肉厚の油揚げを買ってきて煮つけ、軟らかめに煮たうどんに小さくしてのせる。
ついこの間まではどんぶり1杯、ぺろっと平らげていた夫だが
今は、小鉢一杯が適量。どんぶりが重くて持てないのもあり。
それでも、うまい、と食べてくれる。
そうなんだよなぁ。。なにを作っても、この人は「うまい」という言葉をくれる人。
幸せな嫁なんだ、わたしも。