夫の宿題

のんたん

2011年10月14日 22:08

いくぶん持ち直した夫。

おかゆなども少しとれるようになり、薬も飲めた。

今日は大丈夫だからと送り出してくれたので

業者にお願いした父の居室の整理が終わったことをうけて、鍵の返却と最終確認に出かけた。

出かけるときに、夫の宿題をもらった。

「今日は外でお昼を食べておいで。条件はちゃんとしたものを食べてくること。

そしてどんなものを食べたか報告すること(笑)、それ宿題ね。」

夫に付き合った食事をつづける私に、夫は外食をしてこいと気を使ってくれたのだ。

用事を済ませまっすぐ帰ろうかとも思ったが、夫の宿題を果たして帰ろうと思いなおし。

菜食ダイニングに寄った。

バイキング方式で、ランチをとれるチェーン店。

全部の料理を一口ずつ盛り付け携帯で写真をとって食べてきた。



帰宅するとさっそく、「何を食べてきた?」「どんな店?」と夫。

携帯の写真を見せ、料理の説明をする。

ふ~ん、これはどんな味?へぇ、豆腐をカツにねぇ、と説明を楽しそうに聞いてくれる。

外食をしておいでという宿題は、私への気遣いが主だが

外出のできない、料理らしい食事をとれない夫にとって外界の話、とくに料理の話は、ひとつの息抜きになったのだろう。


気を使ってまっすぐ帰れば、なんだ、寄ってこなかったのか、とがっかりさせたかもしれない。

やっぱり寄ってよかったな。

ありがとね。お腹一杯食べてきたよ。

だから、わたしは大丈夫だからね。



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