昨夜処方された眠剤がごく少量だったのだけれど効き過ぎて
午後まで体の力が入らず数分起きてはすぐ白目をむいて寝入ってしまう様子の夫。
4時からCTと照射用の型どりの予約があったため、3時前には起こして
目が覚めるようあれこれと話しかけたりしてみた。
ようやく目が覚めて併設の癌センターに車椅子で移動。
それから本棟のCT室に移動して病室に帰還。
点滴台と車いすを、片手ずつで操作して押すことが結構難しく、ふらつきながら押した。
見かける看護師さんはさっさと押しているので、これはなれ、というかコツがいるのだなと
帰り路の終わりごろようやくわかってきた。何事も経験だ。
お天気のせいもあり、眠剤の残のせいもあり、
瞬きも少なく呆けた様の夫がさみしくて、帰り道、今夜はお酒を飲みたい、と強く思った。
途中のスーパーで、梅酒など買い込んで暗い部屋に帰宅したら、上息子からメール。
「今日はあがる。飲み行くよ、これから出るで、うちで待ってろや。」
あら。以心伝心?
飲むといったところで、息子が運転手、
彼はウーロン、わたしはありがたくお酒をとって夕飯外食となった。
乗せていってくれたのは北インターそばの「かまどか」
名前忘れたけど、とろっとしてオレンジ系の甘いカクテルがとてもおいしかった。
つけだしに出た湯豆腐がほんとにおいしくて、身も心もあったまった。
ご飯は釜めしを注文して、これもお焦げがおいしくて。
お腹一杯食べてきた。
ありがと、息子。
どよーんと行きそうな気持ちが、持ち直して落ち着いた母である。