私物を片付けに夫の職場へ車で。
腰がまだ悪くていかんともしがたく、息子の休みを待って同行を頼む。
峠を越えて湖のそば、夫の職場にたどりつき。
出迎えてくださった日直勤務の職員さんに夫の執務室に連れて行っていただく。
夫の机、本棚、ロッカーから、彼の私物を取り出し段ボールに詰めていく。
窓辺の風景を、同じ景色を見ていたのだなぁと思い写真を撮らせてもらう。
膨大な資料の数々。
「きちんと整理して活用されておられましたから、大した方でした。わたしなど積んでおくだけで・・。」
と夫の仕事ぶりを称えてくださる。ありがとうございます。
それから夫が痛みをのがすために休んでいた休憩室のソファーに、しばし座らせてもらい、
「がんばってたんだねぇ・・。」と小さく独りごとを置いてきた。
荷物は、息子の車の後部座席の天井までいっぱいになるまでになった。
夫の代わりに最後の差し入れ、お菓子をたくさん買って置いてきた。
生前もよく、「すぐなくなるんだよ、食べざかりが多いから(笑)」と差し入れを持って行っていたっけ。
最初で最後の職場訪問。
ここに彼は、歩けなくなるまで仕事に通ったのだなぁ。。。
帰宅して荷ほどきを始めると、ひとつひとつがいとおしく。
なんだか、すごく時間がかかりそうな予感。
まぁ、いい。冬は長い。
ロッカーにかけてあった背広のぽっけには、のどスプレーと飴の空き袋。
空き袋まで捨てられない気になるのは、ストーカーっぽいよなぁ。自嘲。
良いお天気だった。湖のほとりをぐるっと走ってもらって帰ってきた。
ありがとねぇ・・。、
今日も大事な一日をもらった。