車のなか
たまの外食は夫の運転、助手席がおばあちゃん、後ろのシートに二人の息子でわたし。
ワゴンで出かけた。
この日曜の夜はめずらしく息子二人がそろったので、焼き肉いこかぁってことになり。
下息子の運転ででかけた。
軽なのに、3人は広い。
息子同士の車中会話は、昔と変わらず丁々発止で面白く。
笑って聞いて、夫もきっとここにいて、同じように笑ってるなぁと思えたりした。
なにげに夫の話題がでつつ、息子らの明るい会話の中に、彼が生きている。
天然なボケキャラ夫への息子たちの愛情ある突込みがあって、
それを苦笑して受けつつハンドルを握っていた夫を思い出す。
息子らは相変わらず、父の面白さをネタに盛り上がり。いないことを忘れさせ。
亡くなっても、そばにいるからね、といろんな人が慰めてくれたけど
家族を亡くした人はみなそう感じることができるのだろうか、
わたしはどうしてそばにいる実感が持てないままなのかと、ため息がでてばかりだったのだけれど
ふと、ああこいういうことかと思い至ったりした。
家族で乗った車の中は、たしかに、みんなが乗っていた気がした。
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