琵琶の弾き語り

のんたん

2012年03月30日 07:51

ときおり、ふっと春風が吹きこむように

さりげないお気持ちを届けてくださる千曲のお友達。

今回は琵琶弾き語りのチケットを送って下さった。

ありがたく、最終日に芸術館へ。

白馬在住の民俗史・日本思想史研究家の田中欣一さんの解説とともに

京都の谷口旭佳さんの琵琶で、都落ち」、「那須与一」、「木曽義仲の最期」などの弾き語りを聞き入った。

生で琵琶の音を聞くのは初めて。

「耳なし芳一」の弾き語りに夜な夜なすすり泣いた、武将たちの幽霊の心情を想像してみたりする。

ありがたい時間をいただいた。

この回では口演はなかったが、別日程では「絵解き口演」もあったようす。

絵解きは、釈迦涅槃図など、文化財絵の中に住まう「物語」を語りで聞かせてくれるもの。

この琵琶の演奏会では、平家物語絵巻の灌頂の巻を語ったようだ。

これも聴きたかったなぁ。。想いがあればまた聴けるご縁も出てくるだろう。


どういうお導きか、とんとご縁も興味もなかった「古典」に触れる機会がなだれ込んでくるここ数年。

年齢、なのかもしれないが、さずいてくるものに、心を向けていきたい想いが芽生える。




関連記事