琵琶の弾き語り
ときおり、ふっと春風が吹きこむように
さりげないお気持ちを届けてくださる千曲のお友達。
今回は琵琶弾き語りのチケットを送って下さった。
ありがたく、最終日に芸術館へ。
白馬在住の民俗史・日本思想史研究家の田中欣一さんの解説とともに
京都の谷口旭佳さんの琵琶で、都落ち」、「那須与一」、「木曽義仲の最期」などの弾き語りを聞き入った。
生で琵琶の音を聞くのは初めて。
「耳なし芳一」の弾き語りに夜な夜なすすり泣いた、武将たちの幽霊の心情を想像してみたりする。
ありがたい時間をいただいた。
この回では口演はなかったが、別日程では「絵解き口演」もあったようす。
絵解きは、釈迦涅槃図など、文化財絵の中に住まう「物語」を語りで聞かせてくれるもの。
この琵琶の演奏会では、平家物語絵巻の灌頂の巻を語ったようだ。
これも聴きたかったなぁ。。想いがあればまた聴けるご縁も出てくるだろう。
どういうお導きか、とんとご縁も興味もなかった「古典」に触れる機会がなだれ込んでくるここ数年。
年齢、なのかもしれないが、さずいてくるものに、心を向けていきたい想いが芽生える。
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