Facebookでは、ほとんどの人がプロフ写真に、ちゃんと自分の写真を載せている。
お仕事仕様の方は、プロの撮ったプロマイド風のものが多い。
プライベート仕様の方は、自分の撮ったペットや花にしている人もいるが、
せっかくのプロフ、やはり、ご自身のお顔が載っていた方が安心感と親近感がある。
ときおり、きゅん、とするような素敵なお顔写真に出逢うが、
それはかしこまったプロ撮りより、普通の日常でのスナップに多い。
先日プロフの写真を更新した友達がいて。
カメラ目線ではない、自然に風景の中にいる彼女。
一緒にいたご家族かお友達が撮っただろう普通のショットなのだが、
木漏れ日の中、半そでの白Tでややうつむくその斜横顔が何とも美しく
彼女の書き込みに触れるたびその写真をクリックして大きくして、ほぉ~・・と眺めてしまう。
(コメントを書き込むとその横に写真が、記事のトップに名前が表示される仕組み)
どこがこんなに胸に響いて心地よいのだろうと、じっくり眺めて分析を試みるが、
いかんせん写真は素人、構図とかコントラストとかそういうののよしあしはとんとわからない。
風が少しある日であったろうか、ショートの横髪に少し乱れがあり顔にかかる風情もよい。
外界の明るさと半そでから流れる白い二の腕の質感が
これから夏に向かう季節を思わせる。
手元にわずかにおにぎりとおはしとたっぱーが見える。
シートを広げ、家族、あるいはお友達と新緑のなか、ピクニックの時間か。
くつろぎあって、穏やかな時間を共有し合い、食事をしている中で
ふと撮り手が、「撮りたいなあ」と思った彼女の瞬間があったのだろう。
撮るよ、と声をかけるのではなく、撮りたい、という衝動でシャッターを切った1枚。
彼女をよく知り、彼女を愛し、彼女の香りをそのまま感じられる距離感を持つ相手だからこそ撮れたのかも。
そうか。
彼女の周りには、愛という香りがあり、それが写真に映っていて、
だからこんなに「いいなぁ・・。」と眺めてしまうのかな。
愛される人は、その何倍も、人を愛している人なんだろうなぁと、しみじみと思う。