「うらばなし:美しき水車小屋の娘 ~この素晴らしき人々~」

のんたん

2017年11月26日 14:06


11月24日、素晴らしいアーティストお二人と舞台にあがらせていただきました。
会場入りは本番の5時間以上前。調律が終わった直後からお二人は音の響きを確認し合います。

4時間前からはリハーサル。
その間、音響さんが会場が反響が大きいホールでしたので語りのマイク調整を苦心してくださいました。
そしていったん、それぞれに控え室に戻ります。
私は、リハーサルの合せで受け取った「間」と語り口の調整を自室ではじめました。
すると、ずっと、モニターから会場のピアノの音が聞こえます。ずっとです。
いくども、同じフレーズの時もあり。ここで、こうかな、、こうかしら、という感じが伝わってきて、「どう寄り添うか」に最大限の腐心をしている「音」が心地よく、離れた場所でありながら「共有」の快感を感じてました。
かたや歌い手の彼は。歌い手としてではなくお客様を迎える主催者としてパソコン入力やら当日スタッフさんとの打ち合わせやら動き回っていました。
お手伝いにとこられた若き元教え子さんが阿吽でまたたく間に準備を整えていきます。
そして、本番直前、私は影アナ席に。5分前になってもまだ舞台袖に現れない二人をホールスタッフさんが少しやきもきし始めた頃。
スッっと、衣装に着替えた二人が袖にやってきます。
その瞬間の映像が目に焼き付いています。
切り替えの素晴らしさ。今までの裏作業がなかったことのように美しきプロが二人、そこに立っていました。
かっこよかったなぁ。撮りたかった。
そして本番です。
調律の先生が舞台袖で静かに、佇まい美しく座っておられました。アンコールが終わるまで静かにそこに。
アンコール後の鳴り止まぬ拍手を聴いてからおたちになりました。
自らがイベントを打つということは大変な労力と気力を使います。
今回のご盛況は、ひとえに主催者のお人柄と実力、そして「おもてなし力」がモノをいったのだと思います。
間近でそれを体感でき、寄り添いができたこと。光栄でした。ありがとうございました。
私には半年分かとも思われるほどの花に囲まれ、ようやく余韻の中にいます。





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