先日、ワインで語る会が、塩尻大門トムズレストランでありました。
トムズレストランは、地元食材にとことんこだわったフレンチレストラン。
ワインの種類も豊富でジビエもあり、美味しいお店です。
塩尻のまちづくり元気親父、川上真潔(なゆき)さんの企画です。
しょっぱなから明確な何か、がなくてもいい、
でもみんなで何かをしているうちに、ベストな何かが見つかっていくはず、というコンセプトの元
彼はいろんなことを考えて動いています。
彼の声掛けで、ワイン好きが集まりました。
ワイナリーの方、公務員さん、レストランシェフ、議員さん、ブドウ農家さん、新聞記者さん、通訳士さん、和菓子屋さん、特許商標のお仕事の方、
NPO事業者さん、などなど、ワインを軸にしたまさに異業種交流会。
語られるワインのうんちくは、その世界に全く無知な私にとっては、夢の世界。
一人一本持ち寄ったワインは、どれも希少価値なもので、素人の私がお相伴してもいいものかと恐れ多く、でも
栓を抜くたび、「ひえ~~、美味しい」と素直に酔っぱらっておりました。
そしてワイン通の方々のコルクの香りをたしなむしぐさや、ティステイングのグラスのまわし方など、
「かっこいい~」と眺めておりました。
机に向かってあれこれと難しい会議で案を出し合う、それも大事なことですが
こうしたざっくばらんに、好きなものを囲んで忌憚なく言葉を交わしあう中に
「すごい」企画やアイディアがふっとでたりするものなんだなぁと
実感してきました。
過去、阪神淡路大震災の折、長田地区の復興を市民レベルで指揮しておられたある老翁は
夜な夜な「のんだくれ会議」を招集し、若い人たちと混じって復興まちづくりのモチベーションを保っていた。
ふと、それを思い出しました。
夜のまちから、まちづくり熱の発信が、湧き上がってくる匂いがしています。