おばちゃん道

のんたん

2013年09月23日 11:28




数年前まで、派遣でデモストレーターをしてた。

各店舗を回って実演販売。

その頃、入店回数の多い店舗の近くに、昼食に行っていたお店に、ひさしぶりにふらっと入った。

ふつうに食事してバイトさんが立つレジで支払を済ませていると、


奥から、男の子が飛び出してきた。

男の子といっては申し訳ないな、多分30代、この店のオーナーの息子さんだろう。

いつも、厨房役とフロア役を状況によって入り分けている。

「お久しぶりです!!」

とにこにこ、なんとも嬉しそうに声をかけてくれた。

「厨房からお顔見つけたんで嬉しくなって出てきちゃった(笑)」と。

あらま。

とくに親しく会話してきたわけでもなかったが、以前何度か来ていたこの顔を覚えていてくれたのね。

ありがとう。

で、ふと思い出した。

これまた少し若いころ、私もレストランのフロアに立っていた。(いろんな仕事してきたなぁこの人生)

ときおり、おひとりでみえる老婦人がいて、ゆっくりメニューを選び、美味しそうにどの料理も残さず召し上がってくださり

レジの時には「おいしかったわ。ありがと。」と微笑んでくださった。

印象深く、しばらくお見えにならないと、「どうなさっているかなぁ」と思ったものだった。


わたしは、どちらかといえば影が薄い。

そう人に覚えがめでたい方ではないのだが、

「おいしく」に「完食」はモットーだ。

そうか、それで覚えていてくれたんだなぁ、お兄さん。

ありがとう。おいしかったわ。またくるね、とにっこり笑顔を返してきた。

おばちゃん道、心得。

しわを気にせず、いっぱい笑おう。 デブを気にせず、おいしくたべよう。

(笑)











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