生ましめんかな。
息子たちの安定した精神と情緒に恐れ入る。
自身の「生」と「未来」に、疑問や猜疑なく、まっすぐに。
足元の大地は、しっかり大地であり、愛を疑わず、明日を憂えない。
基盤なき砂地にいるがごとき我が精神の軟弱を想うと、
よくぞ、我が腹からこのような子らが産まれてきてくれたものだと、
それは、父なる夫の、DNAと見せてきた背中の恩恵に他ならず。
神の采配は、かくありがたき縁を与えたもうた。
まぶしきことよ。
生ましめんかな。
生ましめんかな。
自分を愛せなかった女たちよ。
子をはらみたまえ。
愛を知る、男の。
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