約束という束縛

のんたん

2015年06月12日 00:00

行きつけのリフレ。(といったところで数カ月に一度の間遠い客だが)


細身の店長はしとやかで、よくある「イケイケ」系の営業づらやトークのない、控えめで声の小さなところが気に入っている。

予約や指名制もあるのだが、あえて、ふらっといく、やな客をしている。

彼女はときおりはがきをくれて、わざわざ「私の休日はこれこれです。お待ちしています。」と書いてくれるのに、

それにも頓着せず、ふらっと行く。

彼女に行きあたればそれもよし、いなければ他の子に施術をしてもらう。 予約いっぱいで空きがない時はさっさとあきらめて帰る。

いったいが、私は、約束、というものに妙に神経がおったつ人間で、断られることには平気だが、

いったんした約束を断ることに神経がすり減る。

予約をして指名までして、あ、やっぱり行けなくなりました、と連絡するストレスははんぱない。

あちらは商売だから、わかりました、ではまたこんど、と事務的な処理でいいのかもしれない。

だが、その時間を自分のために「待つ」準備をさせてそれを反故にするかもしれない罪悪感は、私を緊張させ、

その約束をなんとしても守るべくその時までを緊張して過ごしてしまう。

だから、ふらっと行く。

「ついで」に「空いてたら」の迎え入れが、落ち着くのだ。

断られることには平気、と書いたが、これもまた神経のおったちのなせる技で。

誰とでも、やはりいったんした約束を守るべく、緊張状態が続くので、キャンセルが来ると、「残念」ではあるけれど

その緊張が一気に解けて、安堵のような感覚さえ持つのだ。

突発的になにかが変わる。 かもしれない予感。

それがおおいに、苦手なのだ。

「今日、どう?」は、「いいね~」とノリ軽く。

「○月○日にいかが?」は、「承知いたしました!(覚悟)」なのだ。

わたしという個体は、つくづくめんどくさい。

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ちなみに、今日は店長に行きあたり。

至福の90分をもらってきた。 よき日。





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