I am falling in love.
1分で恋に落ち
3分後に失恋、
そして永遠の片思いを手に入れた日。
鈴木まもるさんの世界の鳥の巣と絵本原画展@えんぱーく。
感性の人、ポピュラーピアニスト、)
そして音師の、namiちゃんと訪れた。(namiちゃんブログへリンク)
入り口で展示された鳥の巣群に、思わず「わぉ」と声が出た。
そのまま展示に近寄ると、うしろからいきなり説明を始めてくれる男性あり。
少年のようなキラキラな目で、「ね?ね?面白いでしょ!」とそれぞれの巣の説明を熱く語ってくださる。
そのうちに、感性人、namiちゃんが素朴な質問。するとちょっと待って、とやおら広告紙を持って戻り、
床に座って紙を破り置きながら巣を作る鳥の初期感覚の説明を始めてくれて。
わたしたちは、反射的に一緒に会場の床にべったり座りこみ、その説明に聞き入る。
迷いなく、同時に座りこんだnamiちゃんの姿がとてもすてき。
はっと我に帰り、その瞬間を撮影。
シャッターを切りながら、その無垢な少年のごとき姿に、わたしは恋に落ちていた。
「わたし、このひと、好きだ。」 どきどきどき。
覗き込むように、胸にかかったスタッフカードの名前を読む。
『スタッフ 鈴木まもる』
!!!!っわーーー! ・・・・原画を描いた作家ご本人!
奥さまが書く物語に彼が絵をつけた絵本が数多く出版されている。
あえなく、失恋。3分間の恋の終焉。
でもドキドキは継続。
ひとしきり説明を終えると次のお客様への説明に行かれた後姿を眺めつつ、わたしたちは絵本のコーナーへ。
かわいらしい子どもの成長記録の原画がパテーションの上から下まで並ぶ。
しゃがみ込んで、下の方の絵を、よだれが出んばかりに感嘆しながら見入っていると。
その溜息を聞きつけてか、また、「ちょっと待ってて」とうしろからお声が。
走るように今度は、ネタ帳を持ち出して来て、「このノートからこの絵本、作ったの。」とぽんと古いノートを手渡してくださる。
「じゃ、みてて」とまた他のお客様へ走る。
ぽかんとしながら、うれしくノートを開くと
迷いのないペン書きで、愛くるしい赤ちゃんの日常のスケッチが並ぶ。日記のような覚書もいっぱい。
お母さんの乳をふくむ子の愛らしさ、抱く母親のおおらかで慈愛の表情、姿勢。彼の愛してきた風景がそこにあった。
涙線 破壊の絵の数々に、このノートそのままを出版してほしいと切に願ってしまった。
そして、永遠の片思いを手に入れた。
こんなに好きっって思える人に出会えるなんて、すごい日だ。
帰りにnamiちゃんがツーショットを撮ってくれた。
宝物ゲット。
興奮さめやらないまま、ランチに付き合ってくれた彼女に
「恋しちゃったよ~」と笑うと
「してたね~」と笑い返してくれた。
「どこかにいないかなぁ、もうひとり、まもるせんせみたいなひと。」
「いるよきっと。」と真顔で答え、慰めてくれた。
よき友、ありがとう。
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