ごぞんじ漫画「ちびまる子ちゃん」
で、朗読をやってみた。
ちょっと、ん??と思うでしょ?
今日は思春期クラスの朗読教室。
教室といっても、声とお話で遊ぶ1時間。
この教室では、朗読指導、というより、コミュニケーションの必要要素、
気持ちを声にのせることの体感を、物語の音読を通してしてもらえればといろんな遊びを試している。
お気持ちカード、インプロ、ジブリッシュとか付け足し言葉、早口言葉、息長一気読み、とか、
時にゲーム感覚で、みんなで「声」を遊ぶ。
で、今回は、ちびまるこ。
といってもいきなり、まるこ節にいっても、思春期世代、どんびきだろうな、と思ったので
段階を踏む。
ゆっくり落ち着いて言葉をテーブルに置くように読んでいくNHK番組のナレーション文で、抑えた表現の味を楽しみ、
つぎに現代小説で、抑えた表現、ドラマチックな表現、どちらもいけそうな一文を両方の手法で読んでみる。
で、仕上げに、感情にふたをまったくしないでやってみる、の課題に、ちびまるこちゃんの長セリフを。
さすが、箸が転げてもおかしい年頃、読んでは笑い、聞いては笑いで
子らで盛りあがっていく。そうなると、しらけるより遊び心が勝っていく。
名優ぞろいな後半となった。
今年度は来月で終わり。しめはなにをもっていこうか。 またひと月、考えよう。
この教室の月1回の外部講師となって久しいがいまだに思考錯誤の朗読タイム。
いちご世代の持つ感性は、たからだよなぁと実感することも多い。
なにが、正解、なんてきっとないんだよね。
もっとひとりひとりと、向き合うこと。短い時間でも一瞬一瞬を。反省を含めてそう思う。
この教室の専任の先生は2人。
先生って偉大だなぁ。ほんとに、こどもを良く見ている。
つくづく、視線が浅いんだなぁと自分を振り返る。
忙しいのを承知で、尊敬している読書アドバイザーに、この教室の助っ人をお願いしてみた。
読書量が極端に少ない(偏り)わたしはブックトークに暗い。
朗読屋って、同じものを反芻しつづけるからねぇw
小説?読んでも携帯小説くらいだなぁ、という子らに「本」を手にしてもらうことも重要な部分だなぁと感じてきた。
まだやってもらえるかわからないが、彼女の吹かす風は、子らにきっと心地よい気がするのだ。