まる子で朗読?

のんたん

2010年01月27日 00:14

ごぞんじ漫画「ちびまる子ちゃん」

で、朗読をやってみた。

ちょっと、ん??と思うでしょ?

今日は思春期クラスの朗読教室。

教室といっても、声とお話で遊ぶ1時間。

この教室では、朗読指導、というより、コミュニケーションの必要要素、

気持ちを声にのせることの体感を、物語の音読を通してしてもらえればといろんな遊びを試している。

お気持ちカード、インプロ、ジブリッシュとか付け足し言葉、早口言葉、息長一気読み、とか、

時にゲーム感覚で、みんなで「声」を遊ぶ。

で、今回は、ちびまるこ。

といってもいきなり、まるこ節にいっても、思春期世代、どんびきだろうな、と思ったので

段階を踏む。

ゆっくり落ち着いて言葉をテーブルに置くように読んでいくNHK番組のナレーション文で、抑えた表現の味を楽しみ、

つぎに現代小説で、抑えた表現、ドラマチックな表現、どちらもいけそうな一文を両方の手法で読んでみる。

で、仕上げに、感情にふたをまったくしないでやってみる、の課題に、ちびまるこちゃんの長セリフを。


さすが、箸が転げてもおかしい年頃、読んでは笑い、聞いては笑いで

子らで盛りあがっていく。そうなると、しらけるより遊び心が勝っていく。

名優ぞろいな後半となった。

今年度は来月で終わり。しめはなにをもっていこうか。 またひと月、考えよう。


この教室の月1回の外部講師となって久しいがいまだに思考錯誤の朗読タイム。

いちご世代の持つ感性は、たからだよなぁと実感することも多い。

なにが、正解、なんてきっとないんだよね。

もっとひとりひとりと、向き合うこと。短い時間でも一瞬一瞬を。反省を含めてそう思う。

この教室の専任の先生は2人。

先生って偉大だなぁ。ほんとに、こどもを良く見ている。

つくづく、視線が浅いんだなぁと自分を振り返る。


忙しいのを承知で、尊敬している読書アドバイザーに、この教室の助っ人をお願いしてみた。

読書量が極端に少ない(偏り)わたしはブックトークに暗い。

朗読屋って、同じものを反芻しつづけるからねぇw

小説?読んでも携帯小説くらいだなぁ、という子らに「本」を手にしてもらうことも重要な部分だなぁと感じてきた。

まだやってもらえるかわからないが、彼女の吹かす風は、子らにきっと心地よい気がするのだ。

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