朝お仏壇にお茶を淹れて手を合わせふと思う。
おじいちゃんが、おばあちゃんと私を守ってくれたのかなぁ、とか。
あのままなんとかなるレベルで綱わたりの生活を続けていたら、
わたしは、おばあちゃんを叱るお嫁さんになっていたかもしれない。
40以上も年下の他人(嫁)に、妻が叱られてるとこなんて、きっとおじいちゃんは見たくなかっただろう。
いきなり強いせん妄と徘徊が出たことで、緊急処置対応をしていただけて
クールダウンの時間をもらうことができた。
おじいちゃんが、天国から、ちょっと操作をしたのかも。
塞翁が馬。納期が迫っても手がつけられなかった仕事も、この期間をもらえたことでなんとかなりそう。
今日は年一度の終日のセミナーが終わり、施設に着替えを届けに行くと
ちょうど、「帰る」「財布がなくなった」、「電話をしてくれ」、といじれてカウンター前に陣取っている最中。
ケアマネさんが「私の後ろに隠れてついてきて」と誘導してくれて着替え置き場までいくことができ。
介護士の方から、しばらくは来ても声掛けや近付くことは避けていてね、
大丈夫な日は教えるから入り口で聞いてねとアドバイスをもらい。
寒かったら暑かったらとあれこれ着替えやタオルを選んでもっていったら、引き出しにぎゅーぎゅーになってしまった。
帰宅すると、当たり前だが、家の中は3日間荒廃状態のまま。
家族の男陣には、夕食をつくるのみ。アイロンもかけずお弁当も作らず「自力で生きて」と放置状態。
洗濯物も自分の分は自分でもってって、と取り込んだまま放置。
週末は気力を出して掃除をしないと。
守っていただいて、今があるなら、やるべきこと、約束事をしっかりと心をこめて果たさせていただいて
次の動きを待とう。
意外と眠れなかったりする。
外出すると、ああ、時間が;急がなきゃ、と焦って帰宅する必要がないのに、習慣になっていて気が急く。
時計をしょっちゅう見たりね。それで、ああ、いないんだった、と次の瞬間気がつく。
おばあちゃんも慣れていないなら、わたしも慣れていないのだ。