バーチャルレストラン開店
朗読ボランティアの活動は「情報保障」
年度最後の朗読教室ではその部分を少し生徒さん達に体験していただこうと
バーチャルレストランを開店。
某大手ファミレスのグランドメニューをHPからダウンロード、A3サイズに印刷して持参。
二人組になって全盲のお友達と、あるいは、白内障の手術をしたおばあちゃんと孫、
レーシックを受けたばかりでサングラスを外せない友達へのガイド、などの設定で
バーチャルレストランンへ。
メニューの説明から注文までをロールプレイングした。
説明に必要な項目、料理名、料理の形態、値段、カロリー、セットメニューの有無などのほか、
熱い、冷たいの事前説明も大事だねと解説。
運ばれてきた料理の置き位置をどう説明するかなどもレクチャーしながら
架空レストランでのひとときを過ごしてもらった。
ふだん、目で見ているのが当たり前のメニュー。
いろとりどりで、きれいなお料理の数々。
これを、「言葉」に変換する、という体験は、したことも考えたこともなかった、と感想。
孫&おばあちゃん、ボケ&突っ込み友人同士のアドリブ会話に笑いが出つつ、
一巡。
今年最後の朗読教室。年度が変われば、メンバーはまた一新になる。残留の子もいるかもしれない。
いないかもいれない。
みんなの顔をゆっくり眺めながら心の中で「出会えてありがとう」とささやいてきた。
1年を通して、声を使っていろんな遊びを楽しんでくれてありがとう。
心の片隅のどこかに、なにかが残ってくれたら、幸いです。
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