ことばのチカラ

のんたん

2011年11月13日 22:20

昨年、篠ノ井と松本でライブ副音声を担当させていただいた映画「1/4の奇跡」。

この映画は特殊学級の先生、山元加津子さん(通称かっこちゃん)を追ったドキュメンタリーだった。

副音声をご依頼いただいた実行委員会では良い出会いをたくさんいただいた。



過去記事「1/4の奇跡上映会報告」へリンク

続く宇宙の約束の上映やかっこちゃんの講演会へのお誘いもいただいたが、相次ぐ家族の闘病でお手伝いできずに

チラシを預かる等の陰ながらエール。

当時事務局をしていた美保さんが、その後の私を気遣って、「できることがあれば」と

痛みを知る者同士の距離感のあるぬくもりメールを送ってくれた。

講演会で、かっこちゃんにお会いできなかったのを残念に思っていたが、ご縁があればまたどこかで

おはなしを聴くこともできるだろうと、心のどこかで安心もあった。

Facebookの中では、知り合いではありませんか?という一覧がでる。

友達の友達を自動的に紹介してくる機能だ。

そのなかに、あの映画の中にいた「かっこちゃん」を見つけ、思わず友達申請のボタンを押した。

押してから、「あ、いきなり押しちゃった;」と気が付き、メッセージで申請をしたことと自分が何者かを短く送った。

1日を経て、承認だけがきた。

たくさんの人が毎日訪れるかっこちゃんのページ。

友達申請もひっきりなしだ。処理だけでも大変な労力だろうなと感じ、一日で対応してくれたことに頭が下がった。

すると、2日後に、メッセージが届いた。

「え?・・・」

そのメッセージは、確かにわたしにあたてもので、一律に返している言葉ではなかった。

かっこちゃんは、あれだけの数のアクセスをすべて時間をかけて見ている?

やっぱり、すばらしい人なんだなぁと改めて思った。

かっこちゃんがくれた言葉は、ぬくもりのある「チカラ」となって私に入ってきた。

前述の美保さんも、かっこちゃんも、言葉にチカラを持たせて渡せる人。

やわらかくあたたかく、そして心にチカラをくれる言葉。

そういう言霊を渡せる人に、わたしもなりたいなぁ。








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